ガラス張り温室で一定の温度で栽培
この温室は、南側の屋根の面積が大きくなっていて、太陽高度が低い冬の光でも最大に取り入れることができます。また、どのメロンの葉にも太陽の光がよく当たるように、栽培ベッドが階段状に設置され、北側にいくほど高くなっていきます。静岡温室メロンは、スリクォータ型といわれるメロン栽培専用のガラス張りの温室で作られています。
高床で地面から離れ栽培
余分な水分、養分を吸わせないことで、メロンの生長を自由自在に調整することができ病害虫の防除が簡易で、連作障害が発生しにくく土に含まれる養分の量や土の柔らかさをメロンの好みにあわせることができます。こういった利点があり高床で栽培しています。
一年中、季節に関係なく栽培
御前崎市は温暖な気候と長い日照時間など恵まれた気候をいかしメロンの栽培などが盛んです。メロンの生育は、夏90日と短く、寒い時期105日位と日数が変わります。温室メロンは1棟の温室で一年に4.5回(苗を植えてから収獲まで)栽培します。
山下メロン園では温室が10棟あり、一年中栽培しています。ですから必要な時にいつでも食べ頃のメロンをすぐにお届けできるのです。例えば、誕生日に食べ頃になるように調整し、お届けします。この様に美味しいメロンの食べ頃を一年中調整が可能です。
1本の木に1個のメロンを栽培
雄花は葉の付け根に咲き、雌花は伸びた側枝の先に咲きます。交配のために、側枝を3本伸ばしますが、その中から最も形の良い玉を選出し、2個の残りの果実は摘み取ってしまいます。摘み取った果実は漬け物等に利用されています。
ネットが美しいマスクメロンの栽培
静岡温室メロンは、敏感でデリケートな作物です。ちょっとした管理ミスが、品質に影響してしまいます。例えば、水を多く与えすぎてしまったメロンは果実に大きく割れ目ができ、収穫の時には、キズとして残ってしまいます。季節や天候に応じて毎日、土の水分と温度の調整を行います。管理がうまくいって初めて、おいしい最高のメロンができるのです。
芳醇な香りと最高のおいしさを追及
山下メロン園では収穫前に糖度検査を行い、肉質や糖度・風味・食味等を判断して、収穫開始となります。また産地直送ができるため、ギリギリまで収穫を遅らせて最高なメロンをお客様にお届けすることができます。